ボーイスカウト運動は世界最大の青少年育成団体組織です

  1. ボーイスカウト運動の歴史・人口
    1907年、イギリスのロバート・ベーデン‐パウエル卿によって始められました。
    ボーイスカウトの世界組織「世界スカウト機構(WOSM)」(本部:スイス・ジュネーブ)には169の国と地域4,000万人(2018年1月1日発行機関誌発表)のスカウト組織が正式加盟し、世界最大の青少年運動となっています。日本では、1922(大正11)年4月に日本連盟が設立され、2009(平成21)年3月末現在スカウト・指導者合わせて16万人以上の加盟員がおり、福岡県連盟でもおよそ5,000人の加盟員が活動しています。
  2. ボーイスカウトは健全な青少年の育成を目指しています。
    ボーイスカウト組織を通じて、こどもたちの自発活動により、好奇心や探究心に応える野外での活動を通して、心身ともにバランスのとれた国民・社会人としての人格の形成を目指しています。「ボーイスカウト」というと、男の子だけの活動と思われるようですが、現在日本をはじめ多くの国で、男女ともに活動をしている組織(団)が増えています。もちろん私たち福岡第15団では、男女ともに活動を行っています。

    ボーイスカウトの組織は、幼年期から青年期にわたる各年齢層に適応するように、ビーバースカウト(小学校入学3ヶ月前~2年生)、カブスカウト(小学校3~5年生)、ボーイスカウト (小学校6年~中学校3年生)、 ベンチャースカウト(15~19歳)、ローバースカウト(18~25歳)の5段階に分け、成人指導者の協力によってそれぞれの年代に即し、しかも一貫したプログラムに基づいて教育することを基本にしています。

    20歳に達したスカウトやスカウトの保護者は、指導者としての各種基礎訓練や研修を通じて、隊(団)指導者としての資格を取得し、子ども(スカウト)たちの成長を支援(指導)することができます。そして、子どもたちへの支援を通じて、自分自身が更に成長することができます。また、指導者研修の場を通じて、全国に、世界中に仲間としての絆が広がります。すなわち生涯を通じてスカウト運動を継続し成長し続けることができます。

    ボーイスカウト運動は、人種や宗教、性別や年齢などに関係なく、約束(ルール)を守れる人は、だれでも加盟することが出来ます。

  3. 活動の特徴
      1. 「ちかい」と「おきて」の実践
        ボーイスカウト運動は、どのようなとき、どのような場でも、すべての活動が

    「ちかい」と「おきて」の実践を基盤において行われます。

    1. 小グループによる活動
      年齢の異なる小人数のグループが活動単位です。これは、それぞれの年代の青少年に「自治」を基本とした民主的な行動を体験していく機会を提供するためです。
    2. 進歩制度
      ボーイスカウト教育ではそれぞれ個人の発達に合わせて、段階的に修得し進級が促される課目で構成されているプログラム、「進歩制度」を各部門(幼稚園年長から25歳までの5段階)ごとに設定しています。進歩課目は必修の課目と興味や希望によって選択する課目の二つに分かれています。

    以上のように、ボーイスカウト運動は青少年の自発性と積極性を助長し、その個性を伸ばしながら集団の中で自分の責任を自覚した有為の人間、つまり責任ある市民に成長するよう十分な配慮がなされています。

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